中和抗体とは
抗体減少の推移
細菌に感染した時にIgMという抗体が一番最初に作られます。
その後、2週間から3週間ほどをかけて消失していき
検査実施をしても検出されなくなります。
IgMが生成された後にIgGという抗体が生成され始めます。
IgGが消失すると再感染する恐れがあるため、ワクチンの接種をし
再度免疫を獲得する必要があります。
中和抗体とは
ウイルスの感染力又は毒素の活性を中和し、感染、
発症や重症化を防ぐことができる抗体を中和抗体といいます。
ファイザーやモデルナ性のワクチンは、ワクチン接種によって
「中和抗体」という抗体を体内に作る事で、ウィルスの働きを
抑える仕組みです。
新型コロナウイルスは、その表面にスパイクタンパク質と
呼ばれる突起状のトゲを持っていて、そのトゲが細胞のも
受容体という部分に結合して細胞の中に入り込んで感染します。
中和抗体は、この新型コロナウイルスのトゲ部分に先回りしてつくことで、
細胞との結合をさまたげて細胞に侵入できないようにします。
中和抗体計測のメリット
1.定期的に計測することで自身の体内抗体量の理解
ワクチンを打ったからといって必ずしも中和抗体ができるとは限りません。
ワクチンを打つ目的は中和抗体ができているかがゴールになります。
中和抗体を持っているかの判断が出来ないまま、ワクチンを打ったから大丈夫というのは非常に危険な判断です。
中和抗体が出来ていないと感染力の高いデルタ株やオミクロン株等に再度かかる可能性が高い状況で、
ワクチンを打った後の中和抗体検査は非常に重要です。
抗体量は人それぞれにより異なる為、自分の体内の中和抗体量を知る事で、重症化を防ぐ事が出来ます。
2.ワクチンを接種するタイミングの理解
ワクチンの効果には個人差があり、中には抗体ができにくい人もいるとされています。
無症状では、抗体がわずかにしか産生されないケースもあり、有症状の人でも感染後6か月で免疫の応答を
示さなくなったという事も結果としてでています。
又抗体量が多い事でのワクチン接種は、体調不良を引き起こす原因があり、
場合によっては死に至るケースも有ります。
抗体量が数値化されることで、適時でのワクチンを接種するタイミングを理解する事ができ、
感染やさまざまなリスクを回避する事も出来ます。
3.精神的な安心感
自分がいつコロナにかかるか分からない状況化で、一度かかったから大丈夫ではなく、
一度かかった方でも再度感染する可能性はあります。
そのため1つ目と2つ目の必要性から、抗体量を自分自身で理解する事で、かかるリスクを抑える事が出来る為、
不安な日々から安心した生活を送る事が出来ます。
免疫を可視化することで、
コロナウィルス感染に怯えることなく、
安心・安全な生活を送ることができます。